有痛性三角骨障害について

有痛性三角骨障害について

「三角骨」と言えば手の付け根にある骨ですが、足部にもできてしまう場合があります。「三角骨」は距骨という足首の1番上の骨の後方にできる過剰骨で、通常は存在していても無症状であることが多いです。

三角骨とは

距骨の後方には内側結節と外側結節と呼ばれる2つの突起があり、このうちの外側結節の方が大きく、距骨後突起とも言われています。この距骨後突起が距骨本体からレントゲン上で分離しているものを「三角骨」と言います。
分離せず後方に大きく突出しているものを「Stieda結節」と呼びます。7~13歳頃に距骨の骨化が始まり1年以内に外側結節ができますが、なんらかの影響で癒合できないで分離したままの状態で残ると「三角骨」ができると考えられています。   日本人では約10%にくらいにみられ、外脛骨と同様に両側性に多く見られます。三角骨も存在するだけでは通常痛みは出ません。

痛みが出る場合

以下のような場合に痛みが出ます。
  1. 距骨後突起のそばを通る、「長母趾屈筋」にストレスがかかって、この筋の腱が炎症を起こす場合。
  2. 「Stieda結節」がもともと大きくて挟み込み(インピンジメント)を起こしている場合。 (後方インピンジメント症候群)
  3. 「三角骨」が距骨と軟骨結合しているところを、運動などによる衝撃で引きちぎられてしまうことに起こる骨軟骨炎や挟み込みによる痛みがある場合
  4. 距骨後突起の骨折(Spephard骨折) や後距腓靭帯損傷による剥離骨折などの骨折による場合。
などがあります。

有痛性三角骨障害の症状

症状は足関節の後方のアキレス腱のやや外側の奥の方に痛みを感じます。また、その部分に圧痛や運動時痛も見られます。 有痛性三角骨障害で特徴的なのが、足首を下に向けたとき(底屈)痛みが誘発されることです。三角骨も形状によって分類されます。(Watoson CA Dobasによる分類)  
Ⅰ型:正常 Ⅱ型:後突起が突出 この分類のII型では大きさから圧迫を受けやすく、骨折(Spephard骨折)を起しやすいです。またその骨折片が癒合せずに遊離すると、III型の三角骨と同様となります。
Ⅲ型:三角骨が遊離 III型は癒合不全により生ずる三角骨で、この様な過剰骨となり遊離したものは距骨本体と線維性結合しているものが多いです。
Ⅳ型:三角骨が線維性に結合 Ⅳ型は結合が線維性のために、急性外傷や反復性外力により骨折や不全骨折を生じやすくなります。

診断

  レントゲン検査によって三角骨の存在が確認できます。 また、CT検査ではより多彩な三角骨の変化が観察できます。

当院の治療方法

治療方法は外脛骨と同様でスポーツ活動をやめ、安静にしていただくことが第1となります。 栄光接骨院では安静に加えて、電気療法を用いて患部の炎症を抑制したり、後脛骨筋の緊張を緩和させるなどして治癒の促進をはかります。絶対安静となった場合でも治癒能力を高め、治療期間を早めることは可能な場合も多くあります。

有痛性三角骨障害でお悩みなら当院にお任せください

有痛性三角骨障害でお悩みなら栄光接骨院にお任せください。 スポーツ障害、身体の様々な痛み・悩みに対し真摯に向き合い、一人でも多くの患者様の笑顔が見られるよう日々努めております。   “どんな治療院に行ってもよくならなかった…”そんな患者様にこそ、当院に来ていただきたい、そう思っております。スポーツ障害など少しでも早期に復帰を目指したい方は栄光接骨院にご相談ください!スタッフ一同、心よりお待ちしております。

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