有痛性分裂膝蓋骨について

有痛性分裂膝蓋骨について

有痛性分裂膝蓋骨とは

膝蓋骨は通常1個の骨端核から骨ができていきますが、ときに2個以上の骨端核がある場合があり、レントゲンで2個または数個に分裂した膝蓋骨を認めることがあります。   多くは膝蓋骨の分裂部に症状はなく治療の必要もないですが、過度のスポーツ活動(ランニング、ジャンプなど)で分裂部に牽引力が反復して作用した場合には痛みをきたすことがあります。

痛みは分裂部が異常可動性を生じるために起こる

有痛性分裂膝蓋骨の痛みは分裂部が異常可動性を生じるために起こると考えられています。因みに、痛みを伴わない無痛性分裂膝蓋骨も存在します。

有痛性分裂膝蓋骨の分類

分裂膝蓋骨はSaupeの分類で分裂形態によって3つに分類されます。(5つに分類される場合もあります)  
Saupeの分類 ・Ⅰ型:膝蓋骨下極の水平分裂 5% ・Ⅱ型:膝蓋骨外側の垂直分裂 20% ・Ⅲ型:膝蓋骨上外側の斜方分裂 75% このように圧倒的にⅢ型が多いです。

有痛性分裂膝蓋骨の好発年齢と症状

有痛性分裂膝蓋骨の好発年齢

クラブ活動などでスポーツをしている10歳代の男女に多くみられますが、ときに成人にもみられることがあります。

有痛性分裂膝蓋骨の症状

ランニングやジャンプ時に痛みを訴える事がありますが安静時の痛みは基本的にはありません。 大腿四頭筋の外側広筋の付着部である膝蓋骨の外上方(Saupe Ⅲ型)に分裂骨片を認める例が最も多く、次いで膝蓋骨の外側端に多くみられます(Saupe Ⅱ型)。また、膝蓋骨の分裂部に一致して著名な圧痛と叩打痛を認めます。

当院での治療法

治療法としましては、 ・スポーツ活動の制限 ・膝蓋骨に直接付着する大腿四頭筋やハムストリングスのストレッチング ・膝蓋骨サポーターの使用 など保存療法原則として行います。   膝蓋骨の痛みが強くスポーツ活動が長期間制限される場合には、分裂骨片を摘出したり分裂部を介して膝蓋骨をドリリングした後に骨接合をする手術療法を行うこともあります。手術療法もありますが、酷くなる前の施術で痛みが緩和して、スポーツ活動を継続することも可能です。

有痛性分裂膝蓋骨のお悩みについては当院にお任せ下さい

有痛性分裂膝蓋骨は、運動時や運動後に膝の前面の疼痛を自覚することがあります。 経験豊富なスタッフが丁寧にケガの状態や症状をご説明します。 有痛性分裂膝蓋骨でお悩みの方は当院へお任せください、ご来院お待ちしております!

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