腰椎椎間板ヘルニアについて

腰椎椎間板ヘルニアとは?

腰椎椎間板の二つの構成要素のうち、一つは線維輪の変性による脆弱化と破綻(亀裂など)があり、もう一方の髄核が一定の弾性を維持している状況が腰椎椎間板ヘルニアの発生する条件です。腰椎椎間板ヘルニアの好発年齢は30〜40歳です。   なので、線維輪の変性がみられない若年層(10歳代)の腰椎椎間板ヘルニアの発生には、椎間板に対する一時的なスポーツの接触プレーや高所からの転落などの外力による線維輪の損傷が考えられます。   一般に腰椎椎間板ヘルニアは、中年層の慢性的な障害として認識されますが、競技者・愛好家においては、スポーツ活動による椎間板への力学的負荷は、より若い年齢層での腰椎椎間板ヘルニア発生の原因となり得ると言われています。

腰椎椎間板ヘルニアの原因

一般に、椎間板に対する軸圧(荷重ストレス)に加えて回旋力(回旋トルク)が作用することにより椎間板、線維輪の破綻、髄核の移動、脱出が発生しやすいと考えられています。   この軸圧、回旋力はスポーツ活動の場面では、多くのパフォーマンスでも多く見られる運動でもあります。 また、椎間板内圧は立位よりも座位で高くなることが知られています。椎間板の急性、慢性の一定の損傷による脆弱化に加え、椎間板の圧が上昇する姿勢や運動様式が腰痛椎間板ヘルニアを発生することになると考えられています。  

筋トレが対策予防になる!?

腹圧の上昇が椎間板内圧の上昇を抑制する作用を持つことが考えられており、腹圧の維持や上昇により、腰椎椎間板ヘルニアの発生を抑制する作用が期待されています。     腹圧の上昇、維持には、腰椎自体の安定化のほかに、腹横筋や内外腹斜筋を含む腹筋群の作用、横隔膜、骨盤底筋の機能などが関係すると考えられ、これらの筋力トレーニングが腰椎椎間板ヘルニアの予防対策に可能性があると考えられています。上記の筋肉がいわゆるインナーマッスル(体幹の筋肉)と言われています。

腰椎椎間板ヘルニアの判断方法

〈問診〉

腰痛の有無とともに、下肢の神経症状、すなわちしびれ(知覚神経の異常)、足関節や足趾の運動麻痺、筋力低下(運動神経の異常)の有無を確認します。     腰椎椎間板ヘルニアはL4/L5椎間板とL5/S1椎間板に生じる事が多いので、障害される神経根はL5かS1神経根であるため、それらが構成に関与する坐骨神経領域に症状が出現する事が多いです。なので、臨床的には坐骨神経に問題があるかどうかがポイントになります。  

〈徒手検査〉

・SLRテスト(straight leg raising 下肢伸展挙上テスト) 下位腰椎の椎間板ヘルニアに対する最も重要な疼痛誘発テストである。手技としては患者を仰臥位で検者は片方の手を膝関節に置き膝の伸展を確保します。もう一方の手を足首の下に置き、徐々に挙上します。     その際、患者が疼痛やしびれ感、あるいは困難を訴えた場合、陽性。基本的には痛みなどの訴えなく90°まで挙上出来れば陰性と判断されます。 ここで一つ注意しないといけないのが、ハムストリングス(太もも裏の筋肉)の伸張性が低下して足が上がらない方もいます。 なにが原因かは専門の方に聞きましょう!

・FNSテスト(femoral nerve stretch test)

上位腰椎の椎間板ヘルニアを検査するテストです。 FNSテストは腹臥位になっていただき、膝関節を90°屈曲した状態から股関節伸展するように脚を持ち上げます。 この際に痺れが強くなったり、痛みが増すようなことがあれば陽性です。

岡崎市の栄光接骨院の治療法


栄光接骨院は原因となる腰をアプローチするのは当然ですが、腰に影響を与える股関節、膝関節などを動かす筋肉をゆるめ、腰より上の動きになる肩関節や頚などもアプローチをして改善していきます。   筋肉の緊張を緩和させるのは立体導体波で行い、トムソンベッドで骨盤をしっかり整えていきます。

お得なキャンペーン!

まずはお気軽にお問い合わせください